★「田の神さぁ~」とは? そもそも何者か?

宮崎や鹿児島には、豊作を願って、あちこちに「田の神さあ」と言う石像が建っている。
小林市にも結構見かける。
「田の神さあ」にも色々タイプがあるそうです。神官(神像)型、地蔵(仏像)型、農民(田の神舞)型、自然石(文字碑)型などあるそうです。
特に小林市の新田場の田の神は鳥帽子をつけた神官型で、宮崎県内では最古の田の神と言われているそうです。

南九州をあちこちすると、良く大山祇(おおやまずみ)とか木花開耶姫(このはなさくやひめ)とかニニギノミコトは良く聞く神様です。

ニニギノミコトのお后は、木花開耶姫(このはなさくやひめ)ですが、すぐに別れているとか・・・
大山祇(おおやまずみ)は、「山の神」とも言われているそうです。
大山祇(おおやまずみ)の子供が、一説によると大国主命(大巳貴)と木花開耶姫(このはなさくやひめ)であるそうです。
ここに出でくるのが大幡主命(おおはたぬしのみこと)です。
大国主命(大巳貴)は、大幡主命の孫娘を何番目かのお后にしたことから○○主の名前をもらったと言われています。
○○主の系統の神様には、天之御中主神(あめのみなかぬし)などがいます。
古事記などの神話に出てくる。天地開闢の際に高天原に最初に出現した神であるとされています。
その後高御産巣日神(たかみむすび)、神産巣日神(かみむすび)が現れ、この三柱の神を造化三神といわれています。その中で大幡主命は神産巣日神(かみむすび)と言われています。
この大幡主命は、意図的か分かりませんが、歴史の舞台からは軽んじられているみたいです。
大山祇(おおやまずみ)「山の神」と共に九州に稲作を広め指導したのが大幡主命ですね。
「田神様」(タノカンサー)は大幡主と大山秖の二神による擬神体を成している”と言われています。

ふと気づくと霧島連山に大幡山と大幡池が存在するのも分かる様な気がします。

以前、宮崎県のひなもり台オートキャンプ場から大幡山、大幡池へ登山したとき、途中で用水路を横切る道のりでした。
この用水路は小林市の水利組合が水利権を持つ農業用水(灌漑)として、大幡池から水を引いてると言うことだった。






2018年06月14日